ドイツのクリスマスの焼き菓子 レープクーヘン(Lebkuchen)初めて焼きました。
先週の土曜日は暑くなりました。
最高気温は24°だったのでそれほどでもなさそうですが、
我が家の日中の体感温度はもっと高く、半袖にショートパンツになっても暑い!!!
夕方には小雨も少しぱらついて少し気温も下がりましたが、日本の梅雨時のようなじっとりとしたお天気。
メルボルン郊外(南東部)では局地的な豪雨に見舞われた地区もあったので、やはり湿度が高かったからなのでしょうか?
主人も私も一日中ぐったりしてました。
そんな暑さの中、やめておけばいいのにオーブンでクリスマスのお菓子をせっせと焼いておりました (^^;
レープクーヘン(Lebkuchen)にも地域によって様々な種類があるようですが(※ レープクーヘン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 )、
主人が食べたいのはニュルンベルク風レープクーヘン、それもナッツたっぷり(小麦粉不使用)の「エリーゼンレープクーヘン(Elisen Lebkuchen)」だそうです。
オーストラリアでも、この時期はデパートのクリスマス催事場・ドイツ系のスーパーマーケットALDI、ヨーロッパ系のデリ等で大抵レープクーヘン(ドイツのスーパーマーケット等でも販売されているお安いパックのもの。)を購入できます。
毎年この時期はどこかで見つけて購入していたのに、今年はまだ見かけません…
今年は買えないのかも?.. と焦り、生まれて初めて自分で作ってみたくなったらしいです (^_^)
参考にさせて頂いたのは、ドイツの料理サイト Chefkock.de(ドイツ語)に掲載されていたレシピ。贅沢にナッツを入れた小麦粉(つなぎ)を使わない本格的レープクーヘンです。
オーストラリアのスーパーマーケットでは手に入らない材料に関しては代用品を使ったり、多少甘さ控え目に変更していますが、分量はドイツの家庭で普通に一回でつくる量のまま減らしておりませんので、作りすぎにお気をつけください (゚∀゚)
Lothars beste Nürnberger Elisenlebkuchen - weihnachtliches N…
材料
直径約9cmのレープクーヘン約18個分(※1)
全卵 6個
ブラウンシュガー 80 – 100g(※2)
蜂蜜 大さじ2
シナモン 小さじ2
レープクーヘン・スパイス(Lebkuchengewürz)(※3) 小さじ1
塩 ひとつまみ
アーモンド・パウダー 250g
ヘーゼルナッツ・パウダー 250g
オレンジ・ピール 200g(※4)
レモン・ピール 200g(※4)
オブラーテン(Oblaten:ウェハース, 70 or 90 mm) 適量 (※5)
トッピング用アーモンド お好みで
【仕上げ用】
チョコレート お好みで
粉糖(Icing sugar, pure) お好みで
(※1)義理母のつくるサイズ(ドイツの一般家庭でつくるサイズ?)はもっと小さめだと思います。私達はニュルンベルグにあるレープクーヘンの有名店で販売しているビッグサイズにしました。大きいサイズで食べたいだけです (゚▽゚)
(※2)180gのところ100gに減らしました。仕上げのコーティングもあるので、お好みでもっと減らせます。
(※3)ドイツでは普通のスーパーマーケットで購入できるようです。ネットで調べると使用するスパイスも配合も色々あるのでお好みのようですが、今回はこちらのサイトを参考にさせて頂きました。このサイト(英語)では分量表記が一部間違っているようなのでお気をつけください。
I like to make a batch of Lebkuchen Spice Mix—a mixture of a…
【レープクーヘン・スパイス(Lebkuchengewürz)】
出来上がり分量 約50g
シナモン 30g
クローブ 大さじ1 1/2
オールスパイス 小さじ1
カルダモン 小さじ1
ジンジャー 小さじ1
メース(もしくはナツメグ) 小さじ1
アニスシード 小さじ3/4(※ 近所のスーパーでは見つからなかったので、似た名前と香りと言われるスターアニス(八角)で代用しました。)
古くなってしまったスパイスの整理にも ( ̄ー ̄)ニヤ…
(※4)オーストラリアでは、スーパーマーケットの製菓コーナーでいつでも購入可能。季節の行事の前には大抵セール価格になります。Mixed Peel(写真下↓)は、オレンジ・ピールとレモン・ピールの両方が入っているもの。
(※5)オブラーテン(Oblaten もしくは Back Oblaten)は、厚さ約1mmの白いウェハースのような製菓材料。ドイツではスーパーマーケットの製菓コーナーにあります。オーストラリアでもネットで販売されていますが、お値段が10倍くらいになっていることも。オブラーテンがなくても特に問題ありません。むしろ私達はオブラーテンなしの方が好きでした。オブラーテンは生地の焦げつき防止のためのようですが、ベーキングペーパーを敷いておけば大丈夫。
写真はお借りしました。
作り方
① オレンジ・ピールとレモン・ピールを粗く刻む。包丁でもフードプロセッサーでも構いません。
② 卵を溶き、ブラウンシュガーと蜂蜜を加えて空気を含ませるようによく混ぜ合わせる。
③ ヘラで②とその他の材料をすべて混ぜ合わせる。
④ トレイの上にベーキングペーパーを敷き、その上に③の生地を直径8cm・厚さ1cmくらいの円になるように成形して、円のふちはなだらかになるように指で整える。指先を水で濡らしながら成形すると生地が指につきません。お好みでアーモンドをトッピング。
ハンバーグにしか見えない…
こういうのがあるととても簡単。
⑤ 150度に予熱したオーブンで約20分焼く。焼き上がったら、ラックの上に置いて粗熱をとる。焼き上がりは直径9cmぐらい。
⑥ 完全に冷めたらお好みでチョコレートを湯煎で溶かして表面に塗ったり、アイシングシュガーをつくって薄く塗ります。チョコレートを塗ったレープクーヘンは、一度冷蔵庫に入れて冷やし固めます。
外はサクッと、中はしっとり。
主人もニュルンベルグの有名店のレープクーヘン(普通価格のもの)と変わらない味と申しておりますが、
「レープクーヘン・スパイスを倍量にしてみたら高級レープクーヘンっぽくなりそう…。」とのことです。
ドイツの義母は、この時期とんでもない量のクリスマスクッキーを焼いている模様 ヾ(≧∀≦☆)♪