【道草日記】今度はテューリンゲン風バターシュトーレン(ポピーシード・フィリング)。

 

今度はテューリンゲン風バターシュトーレン(Butterstollen Thüringer Art)ポピーシード・フィリング入り。

 

また?! 一体何回焼いたら気が済むの? と思われる方もいらっしゃるかと思いますが(実際私もそう思ってます)、

またシュトーレンを焼きました… 主人が率先して…

今年も特にどこに行く予定もないし、クリスマスに備えて二人して食事量を控えているので、そのストレスかと…

これはクリスマス休暇に入ってから食べる分だそうです。

もうレシピを見るだけでもコレステロール値が上がりそうなバターの量なので、読みたくない方もいらっしゃるかもしれませんが、次回は私ひとりでも主人にシュトーレンを焼いてあげられるように手順を残しておこうと思いますので、よろしければお付き合いください (^^;

 

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前回はマジパン入りでクワルク(ドイツの低脂肪フレッシュチーズ)を使った少しヘルシーなシュトーレンを焼きましたが、こちらはバターをたっぷり使ったもの。

ドイツの料理サイト Chefkock.de(ドイツ語)では、一番人気のシュトーレンのレシピを参考にさせて頂きました。

今回はつくる分量は半分にしましたが、バターと砂糖の量についてはオリジナルレシピのままです。

あとは、大量に買い込んであったポピーシード(ケシの実)を消費するために、ポピーシード・ペーストをつくって入れました。

尚、オーストラリアでは手に入らない材料については代用品を使用し、手順については作りやすいように多少変更しています(※ 生イーストが手に入らなかったので、材料を入れる順番を変更しました。)

 

Chefkoch.de

Butterstollen Thüringer Art - Saftig, lecker! Auch sehr vari…

Chefkoch.de

Mohnfüllung - Rezept meiner Oma, ohne Kochen. Über 31 Bewert…

 

材料

 

シュトーレン ひとつ分(※ 焼き上がりは、縦 約30cm*横 約15cm*高さ 約5cm になりました。)

 

干しぶどう 150g
ラム酒 35ml

ドライ・イースト 11g(※1)
牛乳 50g
ブラウンシュガー 小さじ1

【材料A】
スペルト小麦粉(もしくは小麦粉) 250g(※2)
バニラエッセンス 少々
塩 少々
バター 138g

【材料B】
クラッシュ・アーモンド 38g
レモン・ピール 25g
オレンジ・ピール 13g
レモンの皮のすりおろし レモン1個分
ブラウンシュガー(もしくはグラニュー糖) 33g

【材料C:ポピーシード・フィリング】
ポピーシード 100g(コーヒー・ミルもしくはフード・プロセッサーで粉末状にする)
バター 50g
ブラウンシュガー 75g
卵 1個
バニラ・エッセンス 少々

【仕上げ用】
バター 25g
粉糖(Icing sugar, pure) 適量

 

(※1)オーストラリアのスーパーマーケットでよく見かけるドライ・イースト。

写真お借りしました。

オリジナルレシピ(倍量)では、生イースト42gを使用しています。インスタント・ドライ・イーストの場合は42g÷2*0.35=7.35g。換算方法はこちらのブログ情報を参考にさせて頂きました。

 

元パン屋のぱんぶろぐ

イーストは、生、ドライ、インスタントドライの3種類あります。 本記事では、それぞれのイーストの換算方法(置き換え方)を、…

 

(※2)最近オーストラリアの普通のスーパーマーケットでも(値段は多少お高いですが)購入できるようになりました。

写真はお借りしました。

こちらは北海道産スペルト小麦。

 

こちらはポピーシード・フィリングの材料(写真下↓)。

 

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作り方

 

 干しぶどうを一晩ラム酒に漬ける。

 人肌に温めた牛乳に、ドライ・イーストとブラウンシュガーを入れてよく混ぜ合わせ、予備発酵する。

 大きなボールに②とバター以外の材料A(スペルト小麦粉・バニラエッセンス・塩)を入れてよくこねる。生地がまとまってきたら、室温に戻したバターを入れてさらによくこねる。生地がベタついてまとまらないようなら小麦粉を少々追加する。

 ③の生地を30〜90分ほど発酵させる。

 クラッシュ・アーモンドに熱湯を注いで5分ほど置き、そのあと水気をきる。

 

 

 ④の生地に、ラム酒に漬けた干しぶどうと材料B(⑤の水気をきったクラッシュアーモンド・レモンピール・オレンジピール・レモンの皮のすりおろし・ブラウンシュガー)をよく混ぜ合わせてから加え、さらにこねる。その後、30分ほど生地を休ませる。

 

 

 ⑥の生地をベーキング・ペーパーを敷いたトレイに取り出し、めん棒(もしくは手)で約30cm*22cmの長方形に伸ばす。

 

 

 ポピーシード・フィリングの材料C(ポピーシード・室温に戻したバター・ブラウンシュガー・卵・バニラ・エッセンス)をボールに入れてよく練り、⑦の生地に塗る。

 

 

 長い辺を端からくるくると巻いたら閉じ目を下にして置き、シュトーレンの形に手で整える。干しぶどうが生地の表面に出ていると焦げてしまうので、生地の中に押し込む。

 

 

 180度に予熱したオーブンに入れる。すぐに温度を170度にして、50〜60分焼く。途中焦げそうなら、アルミホイルを被せる。

 焼き上がったらオーブンから取り出し、すぐに溶かしたバターを刷毛で塗り、粉糖を振りかける。翌日もう一度粉糖を振りかける。

 

 

完全に冷ましてから保存容器に入れたり、ベーキングペーパーやアルミホイルで包んだりして保管します。

 

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バターを使うからしっとりとした生地になるのかと思ったら、思ったよりもパンに近い食感になりました。ふわふわではなくどっしりとしたパンですけど。

発酵が上手くいかなかったせいだろうな… バターの量も多くて、室温も高かったし。イースト臭はしませんでしたけど (^^;;

オリジナルレシピの砂糖の量は思った程多くなく甘さは丁度いい感じだったので、もっと風味の良い発酵バター・生イーストや耐糖性タイプのイーストを使ってもう一度試してみたいです。

前回のマジパンクワルクシュトーレンの方は風味豊かな現代の焼き菓子という感じで、今回のバターシュトーレンはもっと素朴な甘いパン、イタリアのパネトーネに近い感じがしました。

来年また挑戦してみようと思います ( ̄∀ ̄)

 

生イーストならもっとふわふわな感じになるかも。

耐糖性タイプのイースト。うちの近所に取扱のあるお店はありませんが、試してみたい。

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