【道草日記】ドイツのクリスマスの焼き菓子 マジパン クワルク シュトーレン にも初挑戦。

 

ドイツのクリスマスの焼き菓子 マジパン クワルク シュトーレン(Marzipan quark stollen)にも初挑戦。

 

本日は29°まで気温も上がり、急に夏らしくなってきています。

今年はなぜか主人のクリスマス焼き菓子つくりにかける熱量が高く (^^;

先週金曜の夜は食料品買い出しのついでに焼き菓子の材料も大量に買い込んできました。

ブラックフライデーセールもあり、いつもは静かな時間帯(夕飯時です)のショッピングセンターもクリスマスショッピングする人達で普段よりかなり賑わっていました。

 

海外生活日記 海外生活ブログ・テーマ
海外生活日記

 

最近は日本でも有名(?)になったと聞くシュトーレン、実は… 主人はあまり食べたことがないそうです。

子供の頃はお母さんがクリスマスの時期に何回か焼いていた記憶はあるそうですが、

当時は干しぶどうが好きじゃなくて食べなかったらしいです。それじゃお母さんも作らなくなってしまうわよネ ( ̄∀ ̄)

ドイツの同じ地域でもクリスマスと言ったらシュトーレンというご家庭もあるようなので、ほんとにそれぞれなんですね…

主人いわく、「大人になったら干しぶどう好きになった!」そうで、突然シュトーレンを食べたくなったらしいです。

 

今回もドイツの料理サイト Chefkock.de(ドイツ語)に掲載されていたレシピを参考にさせて頂きました。

シュトーレンにも色々種類があるそうで、今回はマジパン入りのものです。こちらのレシピはバターよりもクワルク(※ ドイツの低脂肪フレッシュチーズ: クワルク 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 の量が多いので、(バター100%と比較すると)多少健康的とのこと。

つくる分量は半分にしたようですが、砂糖の分量を減らすのを忘れてオリジナルレシピのままなので、かなり甘めです。それでも市販のものよりは甘さ控え目だと思いますが…

尚、オーストラリアでは手に入らない材料については代用品を使っています。

 

Chefkoch.de

Marzipan - Quark - Stollen - kann zwei bis drei Wochen vorhe…

 

材料

 

シュトーレン ひとつ分(※ 焼き上がりは、縦 約27cm*横 約14cm*高さ 約5cm になりました。サイズはもっと小さく分割したり、お好みで。)

 

干しぶどう 187g
ラム酒(もしくはリンゴジュース) 50ml

スペルト小麦粉(もしくは小麦粉) 187g (※1)
ベーキングパウダー 小さじ2

【材料A】
ブラウンシュガー(もしくはグラニュー糖) 62g(※2)
バニラエッセンス 少々
カルダモン ひとつまみ
ナツメグ ひとつまみ
オレンジの皮のすりおろし 小さじ1
クワルク(もしくは低脂肪フレッシュチーズ) 125g (※3)
全卵 1個
卵黄 1個
バター風味マーガリン等の植物油脂(もしくは普通のバター) 75g (※4)

【材料B】
レモン・ピール 50g
アーモンド・パウダー 100g

マジパン・ペースト 50g

【仕上げ用】
バター風味マーガリン等の植物油脂(もしくは普通のバター) 50g
粉糖(Icing sugar, pure)

 

(※1)最近オーストラリアの普通のスーパーマーケットでも(値段は多少お高いですが)購入できるようになりました。

北海道産スペルト小麦。日本にはなんでもある?!

 

(※2)仕上げに粉糖をふるので、半分〜1/3に減らしても。もしくはお好みで干しぶどうの量を減らす等…

(※3)ドイツではケーキ作りにもよく使用される脂肪分少なめのフレッシュチーズ。オーストラリアのスーパーでもベジタリアン向けの冷蔵コーナーに並んでいます。こちらの製品は、水分少なめのギリシャヨーグルトのような味でした。クワルクが手に入らない場合は、リコッタチーズやソフトタイプのクリームチーズ(Kiri)でも代用できそうです。

 

 

こちらはオーストラリア産のクワルク。主人はドイツのクワルクの味を忘れてしまい、比較できないそうです…

こちらはフランスのフレッシュチーズ。

イタリアのフレッシュチーズ。

 

(※4)こちらでは大抵どこのスーパーでもバター風味の植物性油脂(オリーブオイル・サンフラワーオイル・ココナッツオイルベース等)を購入できますが、作るのもそれほど面倒ではないので自家製の人も多そうです。私もたま〜に気がむいた時につくります。

デンマーク産高級オーガニックヴィーガンバター。

 

 

スポンサードリンク

作り方

 

 干しぶどうを一晩ラム酒に漬ける。

 

自家製バニラエッセンス(バニラの香りのラム酒)。バニラポッドにナイフで縦に切り込みを入れて、ラム酒のボトルに入れただけ。お子さん用やお酒の味が苦手な方にはバニラエッセンスやバニラペーストを。

オーストラリアで人気のラム。

 

 スペルト小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ、ふるう。

 大きなボールに②と材料A(ブラウンシュガー・バニラエッセンス・カルダモン・ナツメグ・オレンジの皮のすりおろし・クワルク・全卵・卵黄・バター風味マーガリン)を入れ、電動ミキサーもしくはヘラでよく混ぜる。バターを使用する場合は、室温に戻して柔らかくしておく。

 

 

 ③の生地にラム酒に漬けたレーズン、材料B(レモン・ピール、アーモンド・パウダー)を加えてよく混ぜ合わせる。生地があまりにもベタベタしすぎるようなら、小麦粉を少々加える。

 

レープクーヘンをつくった残りの Mixed Peel(オレンジ・ピールとレモン・ピール)を入れました。

 

 ④の生地を小麦粉を少々振った台に取り出し、めん棒(もしくは手)で約30cm*20cmの長方形に伸ばす。※ 生地のベタつきを抑えるのに小麦粉を加えすぎると生地のしっとり感がなくなってしまうので注意❗️

 

 

 マジパン・ペーストをよく練り、めん棒で約30cm*15cmの長方形に伸ばして、⑤の生地の中央にのせる。

 

ドイツのマジパン 200g。

 

 長い辺を端からくるくると巻いたら閉じ目を下にして置き、シュトーレンの形に手で整える。干しぶどうが生地の表面に出ていると焦げてしまうので、生地の中に押し込む。

 

ところどころ干しぶどうが出てる…(写真上↑)

主人いわく、「そんなに形にこだわらなくても、美味しければいいの(^∀^)」。

 

 トレイにベーキングペーパーを敷き、その上にシュトーレンをのせて、150度に予熱したオーブンで50〜60分焼く。途中焦げそうなら、アルミホイルを被せる。

 

 焼き上がったらオーブンから取り出し、すぐに溶かしたバター風味マーガリン等の植物油脂(もしくは普通のバター)を刷毛で塗り、粉糖を振りかける。これを数回繰り返す。

 

 

完全に冷ましてから保存容器に入れたり、ベーキングペーパーやアルミホイルで包んだりして保管して下さい。

 

 

美味しい暮らし♪♪ 料理ブログ・テーマ
美味しい暮らし♪♪

 

ドイツでは、家族でクリスマスまで少しづつ食べる分・クリスマスまで食べずに熟成させる分・または贈り物用など、この時期に沢山のシュトーレンを焼くご家庭もあるらしいです。

焼いた翌日から少しづつスライスして頂いていますが、2日後くらいから味が馴染んでしっとりとして更に美味しくなってきています。

ただドイツなら室温がそれほど高くならない場所(地下階とかウィンター・ガーデンとか?)に置いておけば問題なさそうですが、オーストラリアの場合は冷蔵庫で保管するほうが良さそうです。

オーストラリアの夏、とっても乾燥してますが、冷蔵庫に入れないと多分すぐにカビは生えます… (^^; ものすごく甘ければ大丈夫かな?…

 

スポンサードリンク